国際エネルギー機関(IEA)の報告書「Batteries and Secure Energy Transitions」の要旨(executive summary)によれば、蓄電池の導入量は2023年に世界全体で42GW追加され前年比で倍増し、電力部門における稼働中の蓄電池は世界全体で85GWを超えたとされる。リチウムイオン電池の価格は2010年の1kWhあたり約1,400ドルから140ドル未満へと約90%下落しており、2030年までにさらに約40%のコスト低下が見込まれている。IEAはネットゼロシナリオの達成には、2030年までに蓄電池の導入量を7倍に増やし、蓄電容量を14倍の1,200GWまで拡大する必要があると試算しており、これには年平均25%の成長率が必要とされる。同報告書は、2030年時点のCO2排出削減量の60%が蓄電池関連技術(EV・太陽光の直接的寄与が20%、間接的な電化促進効果が40%)によるものになると見込んでいる。