arXivに掲載された学術論文「Generative AI in Knowledge Work: Perception, Usefulness, and Acceptance of Microsoft 365 Copilot」(Schmidt, Petzolt, Beinhauer, Weber, Langer)は、Microsoft 365 Copilot導入企業における従業員への反復横断調査を実施している。同研究によると、Copilotは全体として「使いやすく技術的に信頼できる」と評価され、特に「構造化されたテキスト中心の業務」で最も価値が高いと認識された。一方で管理部門のスタッフは導入初期から有用性・信頼性を高く評価したのに対し、研究職スタッフはより時間をかけて評価が好転し、特に生産性向上や業務負荷軽減の面で徐々に肯定的な評価に変わっていったという職種による差が確認されている。著者らは、持続的なAI導入には「状況に応じた実装、職種別の研修・ガバナンス」が必要だと結論づけている。これは単一の企業内調査に基づく研究であり、他の組織への一般化には留意が必要である。