Moderna公式のパイプラインページ(2026年5月28日時点)によると、Modernaは製薬大手Merckと提携し、個別化ネオアンチゲン治療(individualized neoantigen therapy、製品名Intismeran Autogene、開発コードmRNA-4157)を開発している。同ページによれば、この個別化がんワクチンはアジュバント(術後補助療法)としての悪性黒色腫(メラノーマ)と非小細胞肺がん(NSCLC)でフェーズ3試験まで進んでおり、腎細胞がん・膀胱がん・転移性メラノーマ・扁平上皮NSCLCの一次治療などでフェーズ2試験、その他の固形腫瘍でフェーズ1試験が進行中である。これは、mRNA技術を用いて患者ごとに腫瘍固有の変異(ネオアンチゲン)を標的化するModernaの技術基盤が、感染症ワクチンだけでなくがん治療領域にも応用されていることを示す具体例である。