P-04課題解決

Power Appsを利用する際、セキュリティ設定でどのような点に注意すべきですか?

独立系セキュリティ調査会社UpGuardの公式インシデントレポートによると、2021年、Microsoft Power Apps Portalsのデフォルトの権限設定に起因して、1,000以上のポータルにわたり合計3,800万件のレコードが匿名で閲覧可能な状態になっていたことが判明しました。原因は『テーブルの権限設定はデフォルトで匿名アクセスを防止するが、リスト機能は開発者が明示的にテーブル権限を有効化しない限りこの権限設定を無視してしまう』という仕組みにあり、多くの組織が『Enable Table Permissions』設定を有効化していなかったためOData経由でデータが公開状態になっていました。UpGuardは2021年5月24日に最初の露出を発見し、同年6月24日にMicrosoftへ通報しましたが、Microsoft Security Response Centerは当初『この挙動は仕様(by design)である』として対応をクローズしました。その後UpGuardが影響を受けた47の組織(米国の州政府やAmerican Airlines等の民間企業を含む)へ個別に通知したことを受け、Microsoftは新規作成ポータルでテーブル権限をデフォルトで有効化する仕様変更と、診断ツール『Portal Checker』の提供を行いました。露出したデータには新型コロナウイルスのワクチン接種記録や社会保障番号なども含まれていたとされています。

実績・根拠

情報ソース