音楽業界専門メディアMusic Business Worldwideの記事によると、Sony Music EntertainmentはAI楽曲生成企業Sunoに対する訴訟でUniversal Music Group(UMG)とともに原告として係争を継続している一方、Warner Music Groupは2025年11月にSunoと和解しライセンス提携を結び、共同原告から離脱しました。UMGとSonyは2026年5月21日、当初560作品だった訴状に6万1026件の録音を追加する申立てを共同で行い、これは専門家が発見した一致件数の「ごく一部」に過ぎないとされています。この拡大により、意図的侵害に対する法定損害賠償額の上限(1作品あたり15万ドル)を踏まえると、当初訴状での約8400万ドルに対し、理論上90億ドルを超える賠償額にSunoが晒される可能性があると報じられています。さらにSonyは、別のAI楽曲生成企業Udioに対しても並行して訴訟を続けており、2026年6月下旬には3万442件の録音追加を求める同様の申立てが裁判所により却下されたとされています。これは、SonyがUMG・Warnerと異なり、和解ではなく裁判所の判断を得ることに戦略的価値を見出している姿勢を示す独立系メディアの報道です。