MiCAの下では、ESMAがRTSやガイドラインの策定、暫定MiCA登録簿の運営、加盟国間の監督の収斂の調整を担い、各国当局(NCA)が国内で認可・監督・執行を行うという分担になっています。2026年4月17日のESMA声明を伝えたConsobの案内も、各国当局が執行の主体として、ESMAと連携して一貫したMiCA適用を確保するとしています。2025年12月に欧州委員会は、ESMAを全CASPの直接の監督機関とする案を提案しましたが、立法過程は少なくとも1年かかる見通しで、現行の分担を変えるものではありません。
暗号資産規制におけるEUレベル機関と各国当局の役割分担
現行制度はESMAの調整と各国当局の執行という二層構造で、直接監督への移行は提案段階です。