Novartisは事業の幅を意図的に絞った構造をとっています。2023年10月4日にジェネリック・バイオシミラー事業Sandozを100%スピンオフし(Novartis株5株につきSandoz株1株を割当、SandozはSIXスイス取引所に「SDZ」で上場)、革新的医薬品への専業化を完了しました。この集中は収益性に表れており、2025年度にはコア営業利益率40.1%と同社として初めて40%の水準に到達し、コアEPSは為替一定ベース17%増の8.98米ドルとなっています。一方で領域を絞る分、少数の大型製品への依存が生じ、2026年度はEntrestoなどの独占期間満了により売上は低一桁台成長・コア営業利益は低一桁台減少の見通しです。
事業ポートフォリオの絞り込みと、それが収益性および特許満了リスクに及ぼす影響を対象とする。他社との優劣判定は行わない。
ジェネリック事業を分離して革新的医薬品に専業化し、高い営業利益率を実現した一方で特許満了の影響を受けやすい構造となっている点。