QEは中央銀行が債券を買い入れて資産を増やし、長期金利を下げて景気を下支えする手法で、QTは逆に保有資産を減らす手法です。イングランド銀行は2009年に開始したQEで総額8,950億ポンドを買い入れ、インフレが目標を上回ったため2022年2月からQTを実施しています。FRBも2022年6月以降のランオフで保有証券を約2.2兆ドル減らし、2025年12月1日にこれを終了しました。つまりQEとQTは金融環境に応じて切り替える拡大と縮小の関係にあります(2026年10月時点)。
QEとQTの方向性・実施例の違い
QEは資産買入れによる金融緩和、QTは保有資産縮小による金融引き締めという反対方向の政策で、各中央銀行の進行段階が異なる。