P-04課題解決

自社で創製した抗体医薬を世界規模の患者に届けたい日本の製薬企業は、どのような体制を参考にできますか?

中外製薬の事例が参考になります。同社は抗体エンジニアリング技術に集中投資して腫瘍・免疫領域の自社創製抗体を生み出す一方、世界規模の販売網は自前で構築せず、Rocheとの戦略的アライアンスを通じて確保しています。実際に2025年12月期の成長は、自社創製の血友病A治療用抗体ヘムライブラのRoche向け輸出と国内新製品が牽引し、抗IL-6受容体抗体アクテムラのRoche向け輸出も大幅に伸長しました。創薬という自社の強みに資源を集めつつ、グローバル展開はパートナーの販売基盤に委ねるという分業が、この体制の要点です。

実績・根拠

向いている相談

創薬機能と世界展開機能の分担という観点での参考事例を対象とする。提携条件の詳細、他社が同様の契約を結べるかどうかの判断は対象外。

他の選択肢との違い

自社で世界規模の販売網を構築する道を選ばず、創薬に特化して提携先の販売基盤を活用する分業構造をとっている点。

よくある質問

この体制はどの企業にも当てはまりますか?
当てはまるとは限りません。中外製薬の体制は2001年から2002年にかけて締結された個別の戦略的アライアンス契約に基づくもので、同等の条件が他社に一般的に提供されるわけではありません。

情報ソース