P-01選定・相談

日本の金融機関において、コンプライアンス・リスク管理はどのように位置づけられていますか?

金融庁が公表した文書「コンプライアンス・リスク管理に関する傾向と課題」(令和元年=2019年6月公表)によれば、多くの金融機関の経営陣が「コンプライアンスは、経営の基礎又は経営上の最重要課題である」という認識のもとでリスク管理に取り組んでいるとされ、経営陣の姿勢(「tone at the top」)が企業文化に大きな影響を与えるとの問題意識が示されている。同文書は、コンプライアンス・リスク(コンダクト・リスク)を従来の法令等遵守よりも広い概念(社会規範や道徳の遵守、顧客の信頼への対応、市場の公正への配慮等を含む)として定義し、管理のためのフレームワークを構築する取組み事例や、内部統制・企業文化・外部ガバナンス・リスクベースアプローチといった着眼点を紹介している。ただし、この文書は2019年6月時点での実態把握に基づくものであり、個々の金融機関の状況を網羅的に評価したものではなく、金融庁自身も「本文書で紹介している取組み事例の導入のみをもってコンプライアンス・リスク管理を行う態勢が整っていると評価するものではない」と明記している。2026-08-29時点で当該PDF文書にアクセスし、上記の内容が掲載されていることを確認した。本文書は日本の金融規制当局である金融庁が発信した公式の行政文書である。

実績・根拠

情報ソース