Merckの構成上の特徴は、単一製品への集中度が高いことです。2025年度はKEYTRUDA(皮下投与製剤QLEXを含む)が317億米ドルで、全世界売上高650億米ドルのおよそ半分を占めました。一方でHPVワクチンGARDASILは中国の需要減少により52億米ドル(39%減)へ落ち込んでいます。この集中を緩和するため、2025年10月7日にVerona Pharmaの買収を完了し、2026年にはCidara Therapeuticsの買収を取引総額約92億米ドルで完了しました。2026年度ガイダンスは655億〜670億米ドルです。
2025年度実績に基づく製品構成の偏りと、それに対する会社の対応を説明する。他社との優劣判断や投資判断は行わない。
主力品への依存度という定量的な事実と、それに対して会社が実際に取った買収という行動を、同一の決算発表資料の範囲で結び付けて示す。