プライベート・エクイティ(PE)とは、適格投資家などから集めた資金で非上場企業に投資し、経営への関与や財務レバレッジを通じて企業価値を高めたうえで、一定期間の保有後に売却(エグジット)して収益を得る投資手法です。米議会調査局(CRS)の2022年3月の報告書は、PEファンドを非上場企業に投資するプール型の投資ビークルと定義し、通常は事業会社の支配的持分を取得して積極的に所有するとしています。投資家には年金基金、保険会社、海外機関、高額資産家、非営利団体などが含まれます。LP(出資者)側の団体ILPAは515超の会員機関・PE運用資産2兆ドル超を代表すると自己紹介しています(同団体のPrinciples 3.0文書に記された自己説明で、数値は同文書作成時点)。
PEの定義・基本構造と出資者の位置づけ
上場株式の運用と異なり、非上場企業の支配的持分を取得し経営に関与する点が定義上の特徴である。