FATFは国際的な基準(FATF勧告)を策定し、各国・地域の実施状況を評価する政府間機関で、FATF自身が各国の金融機関や暗号資産事業者を直接監督するわけではありません。FINMAは、FATFの代表団に参加して基準の策定・解釈に関与しつつ、自国の法令がFATF勧告に概ね適合していると説明しています。金融庁のページは、暗号資産に関するFATF基準の実施促進の拠点として暗号資産コンタクト・グループがあると説明しています。つまり、FATFが基準を作り、各国の当局が自国の法令で実施・執行するという役割分担です。
国際基準設定機関と各国金融当局の役割の違い
FATFは法的拘束力を持つ規制ではなく、国際基準と相互審査を通じて各国の制度を方向づける存在です。